離婚の理由で一番多いのは「性格の不一致」です。
これはかなり大雑把な理由で、
実はいろいろと細かい理由がふくまれています。
夫と妻の同意だけで離婚が成立する協議離婚(きょうぎりこん)の場合は、
この性格の不一致だけでも離婚理由として認められます。
ただ、裁判になった場合はもっとしっかりとした理由が必要で、
性格の不一致では離婚理由としては弱く、認められないことが多いです。
性格の不一致と大きなくくり方をしていますが、
実際は、金銭感覚の不一致、行動パターンの不一致、
考え方の不一致、人間関係の不一致、生活パターンの不一致など
さまざまな「相手と合わないこと」が離婚の原因になっています。
たとえば、夫は浪費癖、借金癖があり、将来設計を何も考えていない。
妻はしっかりとマイホームや老後のことまで将来設計を考えて貯蓄にまわしている。
このパターンのすれ違いだと、いつか爆発して離婚までいきます。
夫はケチらないで使え!
妻は将来のことを考えてムダ遣いしないで!
ケンカの原因になりますね。
また、行動パターンの不一致でも、
休日は寝ていたい夫と、外に出かけたい妻。
はい、不一致です。合いません。
ケンカの原因になります。
離婚の理由の性格の不一致、という理由以外ではほかにも、
両親や親戚の問題、精神的なストレス、
性生活の不一致、ひとりになりたくなった、
趣味の不一致、子どもに対してのすれ違い、
結婚後に相手の性格が変わってしまった、
パートナーの浮気、転職が離婚のきっかけ、
宗教・思想のすれ違い、病気、親の介護などなど。
離婚の理由として考えていくと、
どうやら、結婚前に抱いていた結婚生活のイメージと違っていた。
こんなはずじゃなかった、そのギャップが大きすぎたときに、
離婚に至るようです。
本当はこういう結婚生活を送りたかったのに。。。
そう感じて毎日、過ごしている人は多いと思います。
なかなかむずかしい問題ですね。